がいしゅつ。

chibi-ricky2005-05-24

きょうは、このいえに きてから はじめての がいしゅつ だった。
ごご に なって、えつを が しごとから かえってきて、
おれを ばっぐに いれて、そとに つれだした。


そのまま くるまに のせられて、
ついたばしょは、
ねりま の どうぶつびょういん。


ながいすの うえで しばらく まちぼうけ を くらう。


「はやく ここから だせこのやろー」という きもちを
せいいっぱい こめて きゅんきゅん こえを だしていたら、
ごむばやし と えつを に
「りっきー へんだよ」と いわれた。
「そんなふうに ないているのは りっきー と ことり だけだよ」とも いわれた。


むかつく。
なんか あやしい。
ぜってー なんか たくらんでる こいつら。


と おもったんだけど、
どうにもこうにも ていこう できなかったので
おれ、あきらめる。


すこしして「ごむばやしさーん、どーぞー」と よばれ、
ちいさな へやに あんない される。


おれ、こわくて うっかり うんち。
すぐに ばれて さくっと しかられる。


しかられた あと、
しらない おとなの おとこのひとに、
だいの うえに のせられた。


しらない おとこのひとは、
おれの からだを おさえて なにかを しようと する。


めのまえで ごむばやし と えつを が こっちをみて、
「りっきー いいこだねー」とか
「がんばれー」とか
「えらいねー」とか いっている。


そうこうしているうちに、
しらない おとなの おとこのひとが、
おれの くびに なにかを ちくりと さした。


いてえ。


ちょう いてえ。
つーか まじびびった。


おれ きょうふのあまり こえも でない。
しばらく ぜんしんこうちょく。
うしろあしなんて まっすぐ のびちゃって あるけない。


こ、こ、こしが ぬけた っていうか。


だきかかえられてからも、
ぷるぷる ふるえが とまらない。


ちくしょー、
てめえ、
てやんでい。


おれが なにを したって いうんだ。


もう しんじねえ。
しんじねえぞ、
おとな なんて。


やっぱり おれ、
ぐれようかと おもった。