にかいめの さんぽ。

chibi-ricky2005-06-05

あさはやく えつをが おれを また そとに つれだした。


ああ、あれだろ。
さんぽ って やつ だろ。


やだなあ。
おれ、ちょっと こわい。
つうか、だいぶ こわい。
だけど こわがってるの ばれたら いやだな。


えつを、きょうは こないだより ちょっと ごういん。
おれが げんかんさき で ぷるぷる ふるえていても、
なかなか だきかかえて くれないし。


「きょうは あるいて みよーねー」なんて いってる。
「りっきー へんだよ。そんなふうに ぷるぷるしてるの りっきー だけだよ」
また へんだよ って いいやがったな。…ちきしょうめ。


むりやり あるかされて、すこし なれたところで、
くるま の はしる とおりに つれだされた。


おれ、くるま、すきだぜ。
よゆうだぜ。こわくねえぜ。


と、おもっていたら、
すげえ いきよいよく でかいくるまが はしってきた。


まけてたまるか!


と、くるまの ほうに むかって はしりだして みたら
ひょいっと えつを に もちあげられて こっぴどく しかられた。


「ばかりっきー、そうゆうこと してると しぬよ」
…え? しぬ? そりゃこまるぜ。


こわがっても、
むかっていっても、
しかられる、おれ。


どうしたら いいか、
わからない、おれ。


そういえば とおりすがりの だいがくせいの おんなのこたちが
おれをみて、「うまれたてっぽいね」といっていた。


なにを おっしゃる だいがくせいよ。
おれ こうみえて、もう さんかげつ だぜ。
にんげん で いうところの ごさい だぜ。


おまえらなんて すぐ ぬいてやるさ。


でもって、
かえってきて、しばらくしたら、
てーぶるの うえに みたことのない ふくろ が あったから、
それを こっそり ぬすんだ。
なかに こつぶの らむね が 8こ くらい はいって いた。


ぬすんだの ばれてた みたいで、
すぐさま とりあげられたけど、
がんばって とりかえして、そっこう くってやった。


そしたら、ごふんごに おれ、けぽっ…と おうと。


「りっきー へんだよ。ぬすんだ おかし たべて はいてるの、りっきーだけだよ」


おい、えつをよお。
そうならそうと、くうまえに おしえてくれないかなあ。


「ぬすんだ おかし たべたら そうなるの ちゃんと おぼえておくんだよ。
…しかもさあ、りっきー。いま、ごむばやし の かお の うえに はこうと したでしょ」


まあ、そんなこんなで
きょうも おれ、ひろう した。