どうぶつびょういんへ、ふたたび。

おれ、つめきりが　だいの　にがて。

きょうも、のびてきた　つめを、
えつぞが　きろうとしたので、
おれ、ぜんしんの　ちからを　ふりしぼって、
ていこう。

30ぷんくらい　かくとうして
えつをの　てが、ちまみれに　なりかけたところで、
おれ、どうぶつびょういんに　つれていかれた。

とりまーっていう　おんなのひとが
おれを　ちいさな　へやに　つれていって、
つめを　きった。

おれ、やっぱり、
ここでも　ていこう。

だって、にくきゅうを　むにって　つかまれるんだもん。

むにっ…
ぱち　ぱち　ぱち…

おれ、ついに
つめを　きられる。

さんざん　きられたあと、
えつをの　うでに　もどされた。

どうぶつびょういんは、
あまり　すきじゃないけど、
がんばったら、
えつをに　ごほうびもらえたから、
まあ、こんかいのところは、
ゆるしちゃろ。